日常の姿勢がダンスに出る

ダンサーの背中はスッと伸びていて美しいですよね。

以前ブログにも書いたのですが、私が子どものころバレエを習っていた先生から「たくさんのお友だちと遊んでいても、あ、あの子バレエをやっているな、とわかるようでなくてはダメです」と言われました。私はどういうことかわからず「いつもお団子にしていなさいってことかなー」なんて思っていました。
でもそれはお団子のことではなく姿勢のことだったんですね。
レッスンのときは姿勢を伸ばしてレッスンを受けていますが、帰りになると猫背になっている子、結構います。また、自粛期間中に勉強やパソコン、ゲームなど前かがみの姿勢で長時間いたせいで姿勢が悪くなっている子もいます。
正しい姿勢は美しいだけでなく健康にもつながります。日常生活の中でもきれいな正しい姿勢で過ごせるよう心掛けたいものです。

もうひとつ。物事に取り組む姿勢も大切です。

ダンスが好きでダンスだけは一生懸命やる、という子もいますね。それはそれで嬉しいことではありますが、年齢が進んでくるとそういうわけにはいきません。
レッスンに行く時間を作るために学校の宿題を先に終わらせる、ダンスのお月謝を払っていただいているのでおうちのお手伝いをする、きれいな身体を作るために好き嫌いせず食事をする、などなど。そんな日常の姿勢もダンスにでます。ダンスが舞台の上でみせるのはテクニックではなくその人そのものです。
生活も姿勢も日常から美しく過ごしたいものですね。
自戒の意味もこめて。