こんな夢をみた

中学生のころだったでしょうか。発表会の舞台上で振りがまったく思い出せず、人を見ながら必死に踊る夢をよくみました。嫌な汗をかいて目が覚めて夢で良かったと胸を撫で下ろしたものです。
しばらくこの夢はみていなかったのですが、昨夜久しぶりにみました。知ってるはずの振りなのにまったく思い出せず、今回は一緒に踊っている人もいなくて愕然とする夢です。
なんでこんな夢をみたのか?
思い当たることがひとつ。

中高生のクラス作品は毎回、最後の最後まで振りを変えたり細かいところをいじったりするので、出来上がりが遅くなります。
今回はそれがひどくて本番5日前にしてまだ仕上がっていません…
先週のレッスン後にLINEで変更を伝えるという傍若無人ぶり。振り付け家としてはベストな作品に仕上げたいという気持ちですが、ダンサーはたまったもんじゃありません。

そんな現実が、ダンサーたちの怒りが、このような夢をみさせたのでしょうか…
おそらく彼女たちは本番はそんな困難があったことを微塵も感じさせない素敵なダンスを披露してくれることでしょう。
でも、ご覧になる方は、彼女たちの困難に想いを馳せながらご覧いただけると、より味わい深いものになると思います。

今回の中高生クラスのテーマは「コロナ禍にあって、色々なことを規制され思ったようにことが進まず、鬱々とした日々だけど、ポジティブに生きることで光明を見出そう」という今の自分たちの心情を表しています。
彼女たちの苦労とエネルギーを受け取ってくださいね。

傍若無人な先生の要求に自分たちで問題を解決するけなげなダンサーたち!!