今回は高1生のソロ『眩惑』です。
この作品は昨年のおさらい会が初演でした。ダンサーが持っている「和」の雰囲気を生かしながら曲「hallucination」(幻覚)からのイメージで創りました。比較的単調な曲調に緩急をつけた動きで、でも淡々と踊っていく、幻想的な作品です。
「眩惑」とは、「目がくらんで正しい判断ができなくなること、目をくらまして惑わすこと」という意味です。
目に見えているもの、見えていると思っているものだけが、真実ではない。
見えていると思っているものが実は幻覚なのかも、と心をざわざわさせるものをイメージしています。
ダンサーそのものが幻覚なのでは、と感じていただけると嬉しいです。