人生は選択の連続ですよね。
それが自分のことであればそれほど悩まないのですが、子どものこととなるとお母さんは悩みますねー。
例えば「中学受験をするべきかどうか」「どの高校に行くべきか」「大学に行くべきかどうか」「どんな仕事につくべきか」
もっともっと細かいことでも、人生は選択の連続です。
お母さんはその選択に対して知識を持っています。希望も持っています。良かれかしと思いいっぱいアドバイスします。
でも、ちょっと待ってください。そのアドバイス、お母さんの希望に引っ張っていませんか?
中立の立場でアドバイスをしようと思っても、言葉の端々にお母さんが「こっちにして欲しいな」と思っている方に加担する文言が含まれます。子どもは敏感にそれを察知しお母さんがいいと思う方を選択します。もちろんお母さんがいいと思う選択が子どもがいいと思う選択と一致していれば問題はありません。
問題は子どもは本当は違う選択をしたかったのにお母さんがこっちの方がいいと思っているなと思い、選んでしまうことがあるということです。
お母さんが思っている以上に子どもはお母さんがどう思うかを気にしています。お母さんをがっかりさせたくない、お母さんにいい子だと思われたい、どっちを選んだらお母さんは喜ぶんだろう・・・・
子どもが人生の大きな選択にぶつかったときに親がしてあげられることは、子どもが自分で考えて自分で選んだことに賛成してあげることだと思います。
もちろんアドバイスもしますが、できるだけ中立であることに努めます。最終的な選択は子ども自身がするべきです。
人生は選択の連続です。小さいうちから、考えて選んでその選択に責任を持つ経験を重ねていれば、大きな選択を迫られたとき、自分で考えて選ぶことができる人間に育ちます。なんでもお母さんの言う通りで育ってきた子は、選択に失敗したと思ったとき「だってお母さんが言ったから」と責任転嫁してしまいます。
選択に正解はないのです。選んで進んでいった結果成功したり失敗したりするだけで、選択する段階でどちらが正解かどうかはわからないのです。
なので、考えてそれでも選択に迷ったときは「好き」だと思う方を選ぶことをお勧めします。「好き」を選んで結果うまくいかなくても諦めがつきますが、「好き」を我慢して諦めて選んだ結果がうまくいかなかったら絶対後悔します。
選択に迷ったら、「好き」な方を選んでください。
そして、それを応援してあげられる親でいたいなと思います。