小学生も高学年になってくるとクラスの中に仲のいいグループができたり苦手な子ができたり友達関係が難しくなってきますね。
自分の意見や考えをはっきり言う人は敵もできますが味方もできます。どういう考え方をするのか、どういうことが好きでどういうことが嫌いなのか、何に興味があるのか、そういうことがわかると人は安心して近づいてくる、あるいは合わないと思って離れていくそうです。
一番いけないのは、嫌われたくないと思って自分の意見を言わないことだそうです。
本気で同意している、あるいは反論しているのは顔をみるとわかります。意見を言わない人は何を考えているのかわからず、仲良くしたいとは思えない人として位置づけられるそうです。
その話を聞いたとき「あ、私だ!」と思いました。天真爛漫、何も考えずに過ごしていた小学生までは普通にたくさん友だちがいて楽しかった記憶がありますが、友達関係を意識しだしたとたん言いたいことが言えなくなった記憶があります。それでもなんとなく部活の仲間がいて無事に過ごしてきましたが、今思うと敵は作らなかったけど味方もそれほどいなかった気がします。
今の私を見て「えー?そうは見えないです」とよく言われます。
いつ変わったか。実は大学でモダンダンスを真剣にやるようになってからです。みんなでテーマから音楽、動き、ポジション、すべて話し合いながら作っていくので、黙っているわけにはいきません。そこで自分の考えを言うようになって自分が変わったなと思います。自分の考えに賛成してくれる人、反対する人、色々います。でも意見を積み重ねて最終的にみんなの思いが詰まった作品ができてきたとき、充実感があります。また自分ひとりで作るダンスは自分の考えや感情を表現します。どんどん自分を表に出すようになって、自分の好き嫌いを人に表出できるようになりました。
そうすると同じ方向を向いている人と出会えるようになります。自分を認めてくれる人に出会えるようになります。
人に嫌われることが怖くて自分を出せない人、実は反対なんです。
何に対しても特に賛成するでもなく反対するでもなく何を考えているかわからない人は、敵は作らないかもしれないけど味方もできません。
怖がって自分の殻にこもっているより勇気をもって自分を表現していけば違った景色が見えるかもしれませんよ。