6月24日、日曜日。
Pretty Box Dance Studio 第8回発表会を開催しました。ご来場いただだいた皆様、本当にありがとうございました!
当日は、まだ雨がパラパラ降っている朝9時に鎌倉芸術館に集合しました。開演時間までもやること盛りだくさんです。ダンサー,スタッフともに各クラスの楽屋に入り、まず着替えて舞台メイクの開始です。メイク担当の先生方、お手伝いのお母さん方がドーランの地塗り,アイメイク,口紅など、それぞれわかれて子どもたち一人一人に丁寧にメイクをしていきます。それと並行して、舞台上では各作品の位置取り確認のための場当たり,楽屋口ではメイクが仕上がった子から衣装に着替えてポーズ写真撮影が始まります。メイクと場当たりと写真撮影、それぞれの進行をチェックしながら、裏方全体の指揮をとってくれたHさんが次々と的確に指示をだしてくれます。そして、各クラスの楽屋ではポーズ写真撮影のために衣装に着替えさせながら、本番の楽屋管理をしてくださるスタッフに引き継ぎが行われます。
場当たりが終わると、そのまま、ゲネプロと呼ばれる本番通りに衣装を着て、照明やアナウンスも入れてのリハーサルが始まります。ここからは、本番スタッフさんに実際に着替えや子供たちのお世話をお願いして、これまで楽屋係をしてきたお母さんたちは見守ります。楽屋の引き継ぎはとてもスムーズでリハーサルも無事終了しました。ここまでであっという間に開場時間の午後3時。雨はすっかりあがって楽屋から少し見える空が明るくてホッとしました。客席を映すモニターに家族やお友達を見つけて子どもたちは緊張感も高まり、盛り上がります。オープニング作品の衣装に着替えて、お手伝いの保護者たちは客席に戻ります。
そして、本番の幕が開きました。緞帳がゆっくりあがると、そこにはキラキラした笑顔の子どもたち。毎回、この瞬間が一番感動します。そのあとは、ほんの少し音の出だしや暗転時間が長かったりするたびにドキドキしながらも、舞台に引き込まれていきました。今回、残念ながら体調不良で本番にでられなかった子がひとりいました。幼稚園生の初級クラスだったので、ペアになって踊るシーン、だいじょうぶかな…と心配していましたが、動じることも間違えることもなく、堂々と楽しそうに踊りました。中級の1、2年生も自分たちのグループ作品、そして3部の『夜をつくる』の中では夜空の雲や流れ星になってかわいいダンスを披露してくれました。彼女たちが舞台に出ると、客席も湧きます。そして、中上級の4年生以上の子たちはただダンスそのものが上手になっただけではなく、それぞれの作品に合った表情や動きを表現できるようになっていて、本当に頼もしかったです。中学生以上は、もう圧巻でした。3部の『夜をつくる』で、実は舞台上でちょっとハプニングがあったのですが、主人公のペンキ屋さん役の中2生が見事にカバーしてくれて客席にはわからなかったと思います。美しい作品,力強い作品,楽しい作品、踊りも表現も見事でした。在籍大学生と友情出演してくれた高校生大学生の作品は本人たちの振付で、先生方の振付作品とはまた違うめちゃくちゃかっこよくて素敵なダンスでした。彼女たちはリハーサルから本番まで、舞台裏でもお手伝いしてくれました。そして、ゲストの明尾真弓先生と我らが重永尚美先生の作品は厳かで吸い込まれるような大人のモダンダンスで、ふだんお二人とも目尻の下がったかなーり優しいお顔立ちなので、舞台上での目ヂカラにドキドキしました。
エンディングのごあいさつも済み、ダンサーが舞台から客席を通って、ロビーでお客様と対面しているところに私も向かいました。みなさん、素敵だったーとお褒めのお言葉をくださいました。感動で涙してくださるお客様もいらっしゃいました。何より、無事出演を終えて笑顔あふれる子供達をみて、発表会運営をお手伝いできたことを心の底から嬉しく思いました。子どもたちにとってすばらしい経験になったと思います。
改めて、先生方とご家族の皆様、衣装や舞台装置を担当してくださった先生方、本番の楽屋管理をしてくださったスタッフの皆様、外部スタッフの皆様、発表会までいろいろな役割を務めてくれた保護者の皆様、本当に本当にありがとうございました。
以上、Pretty Box Dance Studio第8回発表会バックヤード通信を終了いたします。
HP担当:MK.W