作品解説『一筋の光』

今回パティオダンススクールのリサイタルで披露させていただくのは「一筋の光」です。
初演は2年前のおさらい会。3月からコロナがひろがり、予定していたおさらい会を10月に延期しました。10月の開催についても保護者の方々といろいろ話し合い、できる限りの対策をとりながらなんとか開催にこぎつけました。
小学校最後の思い出作りの学年だった子、小学校や中学、高校にあがったばかりで新しい環境に足を踏み入れた子、みんな思うような学校生活が送れず、いつマスクがとれるのかわからず、不安といら立ちの中で半年が過ぎたころのおさらい会でした。今の思いを作品として表現したいと思い、この「一筋の光」が生まれました。マスクをはずす動きやいら立ちをぶつけるような激しい動きがあり、最後には明るい未来を信じて手を伸ばす、一筋の光を求めて手を伸ばすシーンで終わります。
プリボには珍しく激しい曲で激しい動き、プリボとしては新しいジャンルの作品でもあります。早いテンポで息つく間もなく動くので体力的にも大変です。この暑い中、マスクをしたまま練習をしています。マスクをはずせない苛立ちを作品にぶつけて、リアリティーのある作品に仕上げていければと思います。本番まであと少し。暑い中、熱い気持ちで頑張りましょう!!